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自業自得ですよ。
健吾さんなんか風邪でもひいて立ち上がれないほど具合が悪くなればいいんですよ!
何故か私は胸が苦しくて、息をするのもつらくなっていた。
分かっていた事なのに。
彼は美しい女性が好きで、ああやって時々夜を共にする人は他にもたくさんいるのだ。
カチャッと音がして、健吾さんが部屋から出てきた。
さっきまで裸で寝ていた人とは思えない立派なスーツ姿だ。
でも表情はムスッとしていて、まだ目覚まし時計の事を怒ってる様子だ。
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