序章

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携帯をじっと眺めながら。 恋人の肩を引き寄せながら。 ……楽しそうに、友人と笑い合いながら。 沢山の人が通り過ぎて行った。 琴音はふぅと小さく息を吐くと携帯を開いた。 白い息は携帯画面を少し曇らせた。
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