修羅場…それは一歩間違えると墓場

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ととりあえず翼を周りに見えなくしたらしいコロンちゃん。 コロンちゃんいわく、周りの人は翼見えないらしいけど俺はまだ見えるのですがwww なぜwww 「えー見えるの?うーん…きっとお兄ちゃんには特別な力があるんだよ!」 モテモテになる程度の能力しかありませんが?www ふと、周りがざわざわしていることに気づいた。 耳を澄ましてみると… 「見てあの娘天使のコスプレさせられてるわよ」 「あらやだあの男の人の趣味かしら」 「なんかカッコいい気がするけど流石に幼い子にコスプレさせて遊んでる変態はちょっと…ひくわー」 … 「コロンさん!?コロンさん!あんた翼見えちゃってるみたいだよ!?」 そして俺が変態扱いされてるよ! あまりの変態扱いに口調おかしくなっちゃったよ!? 責任問題ですよおおおあお! 「ごめん隠せない(テヘッ」 頭に軽く握った拳をコツッってやってテヘッは可愛い。 すごく可愛い。 でも大地君騙されない。 君がお兄ちゃんには特別な力があるんだよ☆とかのたまわってたことは忘れない。 まぁ、翼はそのうち周りは慣れてくれるんだろうけど、服はもうちょい普通の…そのいかにも天使ですよと言いたげなフリルたっぷりのワンピースじゃないの欲しいよな。 今日買っちゃおうか。 しかし近くに洒落た服屋などない。 「よしコロンちゃん! 電車乗って大きい街に…」 あ。 大きい街。 それはつまり、人が集まりわけで。 「あー! 無理やん! 翼とか目立ちまくっちゃうじゃん! どないせいっちゅうねん!」
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