脇役? まあいいか。

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こいつ...≪light side≫か... ”side”とは、人が持つability(能力)の性質の傾向を示す言葉。生まれながら決定している訳ではなく、成長過程で決定する。 現在確認されてるのは、”light”と”dark”...”light”の人間と”dark”の人間は基本的に仲が悪い。本能が拒否しているようなモノだから。 俺は少し特別なんだけどな。まあ、このままじゃ、こいつに触れられない... 「ん? どうしたんだ?」 俺が黙っているからか、再び声を掛けてきた眞城...手は未だに差し出されている。 俺はそっと目を閉じ、意識を脳の奥へと沈ませる。 ...よし。これで大丈夫だ。 「何でもない...よろしくな」 眞城の手を握り返し、言う。あまり馴れ合うのは好きじゃないが、眞城みたいな人間には興味がある。その光の先はどうなるのか......その時まで俺がいるかどうかはわからないが。 「おう!わからない事があったら、何でも聞いてくれ!」 「わかった」 恐らくこいつは、”良い奴”なんだろう。お人好しで、誰にでも優しさを振りまく。そんな人間なんだろう。 眞城は気付かなかったみたいだな......俺の瞳の色が変わった事に...
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