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やっぱり、真が笑ってたなんて不吉な事の前兆だったんだ。(酷い)
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放課後、あいつは周りの取り巻きが今日は一緒に帰らないんだと、喜んでいた。
だから一日中笑顔だったんだな。
主人公のくせに、チャラ男っぽい。非王道だ。
あの、腹ん中真っ黒の奴が満面の笑みなんだ。悪いことが起こらない訳がない。
俺の手を引き校門を出たとこまでならいいんだが、行き先はと聞くと
「アダ((ゴハッ」
こいつに聞いた俺が馬鹿だった。
どこにいくか討論して本屋に行くことになった。
俺は漫画コーナーに真はフラフラと何処かにいった。
あいつは年中あんな感じだ。ほっとけば帰ってくるだろう。
迷子になる年齢でも無いしな。
案の定すぐ帰ってきた。
手に巨大な本を持ちながらなってその本光ってないか!?
「憂人ーこの本の何か円みたいなやつ触ったら光ったんだけど、どう思う?」
『近寄るな。触ったやつどう見ても魔方陣だろ。光るとか何か起きんだろ』
その触った魔方陣のページを開きながら近寄ってくる真。いや、腹黒。
「そっかぁー。」
くっそ。
『そっかぁー。じゃねぇよ!手を離せ手を!!』
こんの、腹黒め。逃げないように手を掴みやがって。
勇者みたいなこいつなら召喚とかありえそうなのに。
巻き込まれとか御免だぜ。
「召喚かー。楽しそうだね。よし、行けるかな?」
『っ!何故知っている』
「喋ってたじゃん。昔」
いつの話だ!!覚えてないぞ。
それよりどう逃げるかだ。
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