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俺がどうやって逃げるか考えている間にあいつは準備していた。
「まずー。本を足元に置きます。そしてー。人を巻き込みます。
近くにいる人の手をつかみましょう。…か。」
本に書いてある事を読んだらしいのだが。
おかしいだろ。何で人を巻き込みますがはいってるんだ。
あぁー浮かばねぇ。
どうしたら!!
もう、全力疾走だ!!
「あ、穴が空いた。よし、逝くよ憂人」
俺は走る!!
真の手を振り払い逃げたのは良いのだが、目の前には本棚。
全力で走ってぶつかればそのまま跳ね返るよな。
やっべ、これ詰んだわ。
俺は跳ね返った反動で穴に落ちながら意識を落とした。
「せっかちだなー憂人は。折角蹴り落とそうとしてたのに。
…じゃあ、僕も行きますか。」
真が穴に飛び降り、頭が見えなくなった途端に穴は閉じ、本は消えた。
本の題名は、[召喚されてみませんか]
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あいつは、腹黒だ。腹黒過ぎて白いとこ何か見つかりゃしない。
さて、回想をしてみたものの此処が何処だかわからんな。
今俺がいる場所は例えるならば、オタク部屋だ。
だが、整理はちゃんとしている方だ。
起きたらここにいた。真は居ないがな。
よし、パソの前に座ってるひとに話しかけるか。
『あのー、ここどこですか?』
「フフフ…私はモ○ハンの神である。私テラ強ぇー(笑)」
こいつ聞いてねぇ。
『聞いてます?』
「アイテムが出ねえーwwはよ出ろしww」
ピキッ
『聞いてんのか?』
「キタァー!!鱗キタァー!!よっしゃ『聞けや、この変態オタクがぁ!!』ぁーあ?」
やっと気づいたみたいだな。
「 君…フツメンだね。(笑)。」
よし、表にでろ。
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