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【康太side】
俺と綾乃と椎乙は幼馴染みだった。
小学生からの付き合いで、家が近かったこともありよく三人で遊んでいた。
椎乙は近所でもよく知られる名家の息子。
綾乃と俺はごく一般の家庭の子供。
住んでる環境は違っても、俺たちはそんなこと気にしたことがなかった。
あの頃は毎日が楽しくて…。
楽しくてしょうがなくて、
こんな日が毎日続けばいいと、そう思っていた。
――あの日までは。
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