もしも、プロローグで死んだなら

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「フゥ……」 私は今、とても憂鬱な気分だった。 無理して受けたとはいえ、大学受験に落ちたのだ。 これから、親にどのような顔を見せれば良いのだろうか。 「ハァ…… 最悪だ……」 トボトボと道を歩いていると、いつの間にか、家の近くの交差点にまで来ていた。 「……少し寄り道していくか」 幸い、親は今日仕事で夜遅くまで帰らない。 私は、来た道を戻り、近くの本屋に向かって歩き出した。
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