なぜいらっしゃる…(゜Д゜;≡;゜Д゜)

5/6
前へ
/46ページ
次へ
       ・・ 理兎に教わったアレやってみるか。 奏汰「すみません、イチゴ先輩」 ぺこりと先輩にお辞儀して謝る。 苺「別に気にしていませんよ。それでは私はこれで…朝から会議があるので」 俺の部屋から出ていったイチゴ先輩を追い、入り口まで見送る。 そして出ていこうとした先輩の、制服の裾を掴んで告げた。 苺「ん?…どうしました?」 イチゴ先輩が立ち止まり、俺と向き合う形になる。 イチゴ先輩より背は低いので、必然的に上目遣いに。 奏汰「今日はすみませんでした。また…遊びに来て下さいね?」 ニコッと笑い、首を少し傾げた。 するとイチゴ先輩は… 苺「はい。そうします。まぁ、貴方が風紀を乱した時は容赦しませんけど」 と、言葉を発し、俺の部屋から出ていった。 あれ…全く効果がなかったな。 理兎に教わったコト。 それは… 理兎『まずは上目遣いをすること!&とびきりの笑顔も一緒にね☆キラッ』 なんてコトを言っていた。…気がする。 後、ウルウルの涙目とかいいらしい。 よく分からないが。 効果が全くなく、少しガッカリした奏汰だった。 苺の本音はと言うとー… 部員「あれ…イチゴ先輩?走ってきたんですか?顔赤いっスよ。」 本当はかーなーり、照れていた。 苺「なっ、何でもないです!//会議を始めましょう」 氷の女王様と言うキャラを守る為、奏汰の前では我慢しきったのだ。 苺「私をこんなにさせるなんて…やっぱり貴方は風紀を乱すものです…ニヤッ」 蒼樹 奏汰…………………… 必ず私が貴方を取り締まってあげますよ。 そして手に入れてあげます。 貴方の心も…本当はまだ汚れのない身体も、ね。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

541人が本棚に入れています
本棚に追加