540人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
耶弥「な…っ!」
眉を寄せ、如何にも苛立った顔をしているバ会長。
そんなバ会長の様子も気にせず、平然な顔をして紅茶をすするイチゴ先輩。
バ会長はそんなイチゴ先輩の態度に、更に不快そうな顔をしている。
そしてその顔は、いきなりニヒルな笑顔へと変わった。
耶弥「クスッ やっぱりそうだったんだな。だから教えたくないんだろ?」
笑っているが、完全に目が笑っていない笑顔を浮かべるバ会長。
さっきより気持ち悪いのは無視しておこう。
イチゴ先輩はバ会長の問いかけに、先程とはうって変わってニヒルな笑顔で
苺「そうだったら何だって言うんですか?」
奏汰「ぅわっ!?」
と、告げ、何かに引き寄せられた。
いきなりのことで状況が掴めない。
えっと…何で背中に温もりを感じるんだ?
しかも肩らへんに腕があるんだが…
そして上を向くと、イチゴ先輩の綺麗で端正な顔がこちらを見て微笑んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!