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なんだろう…
何か、安心する…
胸がドキン、ドキン―…と高鳴り、煩い。
あぁ、あれか…
新しい弟が出来たときに感じるドキドキだな!
うんうん。間違いない。
一人で納得し、頷く奏汰を藍威が除きこんだ。
藍威「だぃ…じょ、ぶ…?」
……なんか一人で恥ずかしいことしてるぞ、俺…
キョトンとしている藍威に「大丈夫!」と返事し、笑いかけた。
ゆったりした時間が過ぎていく…
こういうのもいいな、と奏汰は感じていた。
すると藍威は
藍威「じ、かん…?」
と、首を傾げて聞いてきた。
時間大丈夫なのかって?
奏汰「大丈夫、大丈…夫…って、忘れてた!」
そう言えば、家に帰んなきゃいけないんだっけ…(汗
すっかり忘れていた奏汰w
少し慌てている奏汰を落ち着かせようと、藍威は握っている手にギュッと少し力を込めた。
藍威「ぉくって…く」
そう言い、ベンチから立ち上がり、俺の手を引く。
あっ、ちょっ…手//
握った手を見ると、今まで手を繋いでいたと言うのに、恥ずかしさが込み上げてきた。
でも、なんだか心地好くて、離す気にならない。
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