勘違いされるのは全てコイツのせいだ。

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「なぁ、理兎-リト-…今人の喋り声みたいなのが聞こえなかったか?」 「うーん? 気のせいでしょ! あー…寮長×チワワ萌え禿げるぅー(´д`*)hshs」 …どうも。聖男高校の寮長をしている蒼樹 奏汰-アオキ ソウタ-だ。 この変な奴は親友の篷稚 理兎-トマチ リト-。 幼稚園からの所謂幼馴染みだ。 そんな俺と理兎は何をしていたかというと… 俺は勉強 そして理兎は俺の部屋ということも関わらず、大音量でびーえる?とか何とかいうドラマCDを聴いていた。 奏汰「あのさ…ちょっと音量落としてくれ…」 すると理兎が、 理兎「い・や・だ♪」 と、美形の顔をいかしてウインクをしてきた。 理兎「ぐぁ…っ…!」 あんまりにもイラっ☆としたので、理兎の鳩尾に蹴りを入れてやった。 理兎「ひでぇーっ(泣 こんな美しいボディに痣が出来たらどうすんだよっ!」 涙目になりながら、そう訴えてくる理兎。 鳩尾を押さえながら、のたうち回っている。 奏汰「……よし。勉強、勉強」 理兎「えっ!?無視!? 何気に傷付くんですけど!」 まだ何か言っているが、勿論無視だ。
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