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理兎「…ぷはっ…ぜぇー、はぁー…ナンテコト言うんだ…」
どうやら理兎がお帰りになられたようだ。
奏汰「おかえりー。何が?」
分からずに首を傾げて問う。
すると理兎が頬を赤く染めた。
理兎「っ// もういいや…。奏汰は受けって感じの顔してるし…//」
小声でぼそぼそと独り言を呟いているが、ハッキリと言葉は聞こえている。
「受けって…何だ?つか、何を受けるの?」
更に耳まで赤くしだした理兎。
しかも鼻から鼻血まで出している。
理兎「うわぁ~っ!と、トイレ!!///」
奏汰「あっ…ちょっ!」
トイレは部屋の中にもあると言うのに、寮長室を飛び出していった理兎。
やっぱりよくわからないヤツだ。
そう思いながら、俺は空になったカップに紅茶を注いだ。
その頃の理兎はー…
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁーっ!!!!」
と雄叫び?を上げながら、校内を走り回っていた。
理兎は勉強は出来ないが、運動神経がかなり優れており、足も速い。
その為走り抜ける度、回りの人が「風か!?」等と言う程だ。
奏汰の馬鹿野郎っ//
昔っから心臓に悪いっての!
奏汰が総受けになるのも時間の問題…
寮長総受け…
うはぁぁー!めっちゃ美味しいやん(^q^)mgmg←
ズキンー…
あれ…?全然萌えないのは何でだ?
まぁ、兎に角!
奏汰を飢えた男共から守ってやる!!
って…俺ってば、腐男子として失格なことしちゃってる!?
理兎はこの気持ちが何なのか、まだ分からずにいた。
天然な寮長様の総受けへの道は、着々と進み始めていたー…
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