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カチャッー…ピピッ…
ガチャッー…
扉のロックを解く音がし、扉が開いた。
奏汰「ん…ぅ……」
その音に目覚め、寝返りをする。
しかし、何故扉が開いたのだろうか。
この学校のシステムは厳重だ。
部屋を開けるにも、一つ一つの部屋のカードキーが違い、簡単には開けられないはず…
そう思っていると、俺の部屋のドアノブを捻る音がした。
キー…と音を立てて扉が開く。
必然的にベッドの中で身構えた。
誰かが俺の部屋に侵入しているー…
そう思うと少し恐怖心を感じた。
カツ、カツー…
足音が近くなる。
そして、俺のベッドの前で足音が止んだ。
バッと布団を捲り、相手に投げつけた。
そして押さえつけると、その人物の顔が確認出来た。
奏汰「えっ!?な、何で貴方が…」
「離しなさい…っ」
そう言われ、布団を剥がし、その人物から離れた。
その人物とはー…
奏汰「風紀委員長…」
そう。この学園のあらゆる風紀を乱すものを取り締まる…
"氷の女王様"と言われる風紀委員長でした。
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