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「っ! もうええ 勝手にしぃや」
「おぅ、勝手にするわ キャサリンは手間かかるな」
その割りには嬉しそうやぞ。
「かぁゆ、仕事しないなら早よ行って みんなに失礼やわ」
「やすの言う通りやで みんな頑張っとるのに松本だけ彼女とデート? 笑わすな ほら早よ行けや」
「‥ホンマにうっさいな キャサリンの悪口言ったら許さへん」
ガタンッと音をたてて、ドアを閉めて出て行ったかぁゆ。
彼女依存性?
相当重症やで。
「なぁなぁ、やす」
「んー?」
「松本絶対騙されとる」
「誰に?」
「キャサリンっていう女」
「えっ‥」
「キャサリンって顔しとらんやろ? 英語も喋れへんらしいし」
「確かにそれは思った」
「やろ? 松本のアホ 週に5回もデートするなんてどんだけやねん」
「俺もだいごとするで?」
「それはお茶しとるんやろ? アッチはデートやで、デート」
「あぁ‥、うん‥」
「毎度遅刻なんやて、あの女」
「はっ?」
「な、可笑しいやろ?」
「うん、可笑しいわ」
かぁゆも可哀想に‥。
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