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単一仕様能力設定
ゼロ・システム
『正式名称「Zoning and Emotional Range Omitted System」(直訳すると「領域化及び情動域欠落化装置」)で、それを略したものが「Z.E.R.O.System」である』
超高度な情報分析と状況予測を行い、毎秒毎瞬無数に計測される予測結果をコクピットの搭乗者の脳に直接伝達するインターフェースである。
また、コクピットの高性能フィードバック機器が操縦者の脳をスキャンし、神経伝達物質分泌量を制御し、急加速や急旋回などで起こる通常の人間では決して耐え切れない衝撃を緩和、または欺瞞(ぎまん)させ、通常不可能とされる制御行動が可能になる。
この機能により、トールギスとトールギスの第二形態であるトールギスⅢはこれまでのIS全てと一線を凌駕する驚異的な性能を保有することとなる。
※煉の父親であり、朱雀の開発者の1人である九条槙久が、束が開発したトールギスのコア『000』にこっそりとブラックボックスとして組み込んだものである。
ただ、このシステムは基本的に「相手を倒す」事を目的としたもので、目的達成のためならば人道や論理などお構いなしで、他人や仲間の犠牲、更には自分の自爆ですら躊躇せずひとつの可能性として提示する。
とてつもないほどの情報量は、精神力の弱い者には、時に現実なのかシステムの予測なのかわからなくなるほどのものとなり、操縦者の精神的負荷は計り知れない。
そのため、ゼロ・システムに精神が負けてしまうとシステムが提示した行動のまま暴走を始めるか、耐え切れずに精神を破壊され、最悪死に至る可能性まである危険な代物。ただし、確固たる意思と精神力でシステムの命令を跳ね除け、従わせることが出来れば、操縦者の望む予測を導き出せる。
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