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長い時間が過ぎた気がした…
全くの別人…
そんなイメージ。そんな人じゃないと思ってたから…
「知恵…俺、昔はこんなにちゃんとしてなかった…
知恵に出逢って、知恵の隣が似合う男になりたいって…
俺の師匠は、あっちからすり寄って来るぐらいのカメラマンになれ…って教えで…
いや…違う。俺がそれに逃げてた。
その方が楽だし…
あっちも営業なんだから、後腐れないし…
でも、虚しいだけで…
きっと俺の心は壊れてるんだ…
なんて…
自分を納得させてた…
後悔してるんだ…
知恵に出逢って、知恵が俺の中で大きくなればなるほど…
知恵に知られたくない過去を…
知恵と出逢ってからはそんな事してない。
もう、知恵しか愛せないから…
ねぇ…知恵…」
知恵を後ろから抱きしめた…
「どうして…
どうして、そんな風に思うようになったの?
心が…壊れてるんだなんて…」
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