第0章~過去の記憶~

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おかしい。 何か入ってくる。 生暖かい。しょっぱい。臭い。 思わず吐いた。 みんな逃げる。 ペットボトルを見る。 ・・・。 それは……だった。 あいつら追いかけないと… 殴らないと。 想いっきり追いかける。 突然トラックが目の前に… !! がばっ はぁ…っ…はぁ…っ…はぁ…っ…はぁ…っ… 夢か… 俺の名前は『中武 龍柳(なかたけ たつや』 昨日卒業式で、晴れて高校生になれる。 それにしても高校合格してからずっとだな… 龍柳は小学校から転校してきて中学校2年のときに母が病気で亡くなった。 44歳であった。 一人暮らしを決意し、父が海外から仕送りしてもらっている。 父は出世し多くの給料をもらっている。 社長という地位を得て、忙しい毎日だ。 彼女なんていない。 むしろ欲しいぐらいだ。 小学校からずっと転校してていじめをものすごく受けていた。 その夢が最近多く見るようになった。 見なくても何かの音がよく聞こえる。 カコン…カコン…カコン…カコン…カコン… どこかで聞いたこともある。 まあ良いや。 そういや今日は高校の事前説明会だな。 着替えなくちゃ。 そして、私服に着替える。 普通、中学の制服をきないといけないのだがここの学校は私服で説明会に行くようにとの指示だった。 珍しいなあ。まあ楽で良いけどと思い自転車に乗る。 今日銀行にいかないとな。 今日は外食にしよう。 久々に自分の買い物をしよう。 いろいろ考えるうちに着いた。 これが自分の隠れた力を発揮する人との出会いとは知るよしもなかった。
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