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日本では、アソシエーション(学校や企業など同じ目的を持った人達の集まり)が運命共同体になっています
なので資本主義としてのあり方と共同体としてのあり方に矛盾が生じています
学校や企業に入った人達は、あたかも「新しく生まれたもののごとく」この共同体に加入し加入してしまった以上、他の共同体に移ることは、とても困難です
資本主義の特徴、自由な労働市場(サラリーマンの転職の自由)が成立していません
共同体の目的はそれ自体が存在すること
それが最優先課題です
そうすると共同体に属している個々人の自由、価値観は犠牲になってしまいます
次に日本には極めて特殊な「斜めの階層」というものがあります
本来平等である物につけられる階層です
インドのカースト制、古代ギリシャの貴族、平民、奴隷制、日本の幕藩体制下の士農工商の階級などは本来的に差別された階層であり、制度化された階層です
このような階層は現在の日本にはありません
日本における階層とは、所属している共同体によって決定する階層です
日本の大学は一流、二流から九流、十流まで順序づけられ、学生も大学のランクによって評価されるように銀行や企業何もかも階層があり、この順位のどこに属しているかでメンバーの階層が決まります
そして制度化では平等である物が、差別されることを斜めの階層といいます
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