序章

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「…気持ち悪い」 女の人が憎しみの込もった声で吐き捨てる。 その様子を見てから、その人はまた視線を元に戻した。 夕焼けを浴びて影が地に長く伸びる。 「うわぁー…本当、気持ち悪いな、これ」 ソレを触っていた男の人も目の前にある肉塊に純粋な感想を述べる。 「これだけやってりゃ文句もねぇだろ。例えおまえが」 「女だとしてもさ」
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