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現在いる俺達の親や兄弟は本物ではない。
俺の場合は、飛行機による事故で両親が他界。今は母親の姉の所にお世話になっている。
流と皇は殆ど俺と同じ境遇だ。
桜は……父親が起こした一家心中で一人だけ生き残った。
そのまま施設に入れられたが、俺の親戚が引き取り今に至る。
昔は結構甘えたりして妹的な奴だったのにあの事件以来堅くなったな……。
そんなわけで俺達は同じ境遇にいるため一緒にいるときが一番楽しく気楽なのだ。
「……確かに流の言う通りだな、なら私も参加しよう」
そして桜も参加を決意した。
「という訳で、皇どうする?お前が参加するなら俺も参加しようと思うんだが……」
「はぁ、仕方無いか……。けど誰も死なせない、分かったな?」
そして、俺達はこのゲームに参加することを決めた。
「話は決まったようだな。それではこれよりゲームの参加を最終決定してもらうために誓いをたててもらうぞ」
そしてリスカは何処からか紙を取りだし説明を続ける。
「ここに書いてある契約書に名前を書いてくれ、そうすれば登録完了だ」
渡された紙には俺達には読めない言葉でが書いてあった。
「んじゃ流、最初にやって」
俺は流に紙を渡すと、わかったと言いリスカから渡されたペンで名前を書き始める。
そして名前が書き終わるとペンと紙を桜に渡す。桜は名前を書き皇に渡す。
すると、皇は俺に渡してきた。
「お前が先に書け、順番的にはお前だろ?」
「良いのか?なら遠慮なく……」
皇から紙とペンを貰い、桜の名前の下ではなく一つ空白を空けて名前を書き皇に渡す。
皇は驚いた顔をしたがすぐに表情を戻し名前を書く。
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