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暫く二人で雑談しながら昼飯を食べていると、二人の男が屋上に来た。
「あ……リア充発見、直ちに殲滅する!!」
「止めとけ、流……返り討ちにあうだけだぞ」
そして、俺たちを見た途端一人の男が走ってきた。
俺は走ってきたそいつの懐に入り、軽く鳩尾を殴る。
男は膝をつき、次は負けんと言い倒れた。
結構なスピードだったため、軽く殴ってもかなり入ったはずだ。
「悪いな、このバカが毎度毎度……」
「気にするな、いつものことだ。流は、そこを除けばいいやつなんだけどな」
今、俺に殴られダウンしているやつは天内 流俺の数少ない親友の一人だ。
「てなわけでは、飯食いに来たぜ」
そう言い復活する流。
それを見て、呆れる三人。
「それにしても流はともかく、皇……君が来るのは珍しいな」
流と一緒に来た男は小林 皇こいつも俺の親友だ。
「そうか?昨日も来たよな、桜」
「ああ……それにしても4人揃うのは久し振りだな。1年生の時以来だったか?」
俺達は、1年生の時同じクラスで席が近かったため、よく4人で話したり遊んだりした。
しかし、2年生になりクラスも変わり集まり話す機会が徐々に減っていった。
「よっしゃ、久し振りに集まったことだし、何かの縁だ。皆で放課後どっか行かないか?」
暫く思い出話をしていると、不意に流が言い出した。
「それはいいな、因みに皆大丈夫だよな?」
皇が皆に確認をとると、みんなOKを出した。
「んじゃ、放課後16時に校門集合ってことで。そろそろ時間だし戻ろうぜ?」
時間を確認し、俺達は午後の授業を消化するために教室に向かった。
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