1月2日

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まぶたの向こうから明るい日差し。 目を開ける。 朝にしては眩し過ぎるなと思い棚の上の時計を見ると、午前11時をまわっていた。 寝すぎたなぁ。 でも、冬休みってどうも起きる理由がなくて二度寝しちゃうんだよなぁ。 なんて考えてもう一度目を閉じようとする。 「俺は、」 「神様だ」 ……は!! リフレインした誰かの言葉に完全に目が覚めた。 これは、あれだ。 昨日の早朝、いや、一昨日の深夜とでもいうか。 とにかく初詣であの男が言った、言葉だ。 とりあえず携帯を手に取ると新着メールが二件。 めぐみとまなからで、勝手に逃げ帰ったことへの謝罪の文章だった。 ほんとは昨日届いてたみたいだけど、昨日は親戚の集まりがあって携帯見る暇なかったんだよね。 そしてもう一つ。 『あれ、何が落ちて来たの?』 2人とも聞いてきてる。 そりゃ、気になるよね。 でもとても本当のことを一から説明するのは面倒だったから、「猫だったみたい」と送っといた。 驚いてよく見ずに逃げただろうから、猫で誤魔化せる、はず。 メール送信の完了画面を確認したあと、私はベッドのへりに座ったまま初詣の事を思い返した。
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