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1月1日、午前1時半ごろ。
「俺は、神様だ」
彼は確かにそう言った。
私はそのあと遠慮がちに右手を挙げる。
「あのよく意味がわかりません」
そう言うと彼はムッとした顔で、
「だから、俺は神様なんだって!」
ともう一度繰り返した。
意味が、わからない。
そして言い直されても、全く理解は深まらない。
「ふざけてるの?」
「ふざけてねーよ!ほら、俺の正体は教えた!お前の名前教えろ!」
「いや無理だよ!! むしろ余計怪しくなった!余計教えたくない!」
「だから神様なんだって!俺は!!」
…ら、ち、が、あ、か、な、い!
なんなんだ、もしかしてこの人は頭がおかしい人なのかな?
それとも落ちてきた衝撃でおかしくなっちゃったのかな?
後者だったら大変だ。
慰謝料が…どうなるのだろう。
「てか、なんでさっきから頑なに私の名前知りたがるの!?」
とりあえず気になったことを聞いてみることにする。
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