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「…よし、探そうか」
私とめぐみは地面に注意深く目をやりながら、歩き出した。
奥には、社。
わからないけどいるとしたら、奴はそこに潜んでいるだろう。
あそこには近づきたくない。
そこはめぐみに探してもらおう。
私が手前の方ばかり探してるから、めぐみはどんどん奥の方に進んでいった。
そっちはめぐみに任せた！
頑張って！
心の中で声援を送って私も手袋探しを続行。
めぐみとまなは怖がって、あんまり中まで入ってこなかったんだよね。
だから落ちてるとしたら、私が探してるあたりなんだけど……
灯籠の後ろにまわってみたり、手水舎を覗いてみたり。
探せる所は見てみたけど、なかなか見つからない。
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