ある日の事

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俺は黒崎來那(くろさきらいな)。 今は隣を歩いている俺のトモダチ、神谷心(かみやしん)と登校しているところだ。 普段は心の周りには取り巻きの女共がいるのだが今は登校しはじめて間もないためそれらはいない。 そうして俺はたいして会話もせずに立ち止まっていた。 ……なぜなら俺達の前に二つの魔方陣があったからだ。 「ねえ、なにこれ」 そうしてとなりの心が話してくる。 「魔方陣だな」 「ま、魔方陣?あのファンタジーとかの?」 「それ以外に俺はこれを表現する言葉を知らない」 なぜならそれは落書きなどではなく地面から青い光を昇らせているからだ。
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