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そうして海竜を出す。
すると解体屋のにいちゃんは驚いた。
「これは……リヴァイアサンの系譜の海竜じゃないか!?」
「なんの事だ?」
話を聞くと大型の種族にはそれぞれ祖となる名のあるモンスターが居るという。
今回の海竜は海竜の頂点のリヴァイアサンの血が濃くあらわれているという。
「お前一人でこれをやったのか?」
「首を切ったのは俺だが既にかなり傷を負っていたな。まあ、傷を負っていなくても一撃だが」
「海竜を一撃……いやしかしその話を聞くと海の生態系に変化が起きているか、それともギルド員が仕事を失敗したかだな
外傷から見て前者だと思うが」
「それでいつ解体は終わる?」
「四日だ」
「じゃあその日に行く」
「ルーシル解体屋を今後とも御贔屓に、俺の名はクレス・ルーシルだ」
「よろしく」
そうして握手してから俺は店を出た。
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