ある日の事

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さて、眼前に地下から上がっていくための長い螺旋階段がみえる。 この長い階段を無言で進むのは精神的にきついのでローブの人にこの世界について聞いていく。 「この世界が勇者を呼ぶ理由はやはりモンスターの被害のせいですか?」 「そうです。魔王が復活した事で魔物の動きが活発になりました。国を守るために勇者召喚は一つの手です」 「魔方陣があるという事は魔法がある世界なんですよね?」 「そうです。勇者様には魔法の事を知るためと歴史を知るため、地理を知るために学園に編入する事になります」 「やはりギルドとかもあるんですか?」 「ありますよ」 そうして話していると階段に終わりが見えはじめた。 「この長い階段に息切れしないでしょう?魔方陣によって体力が強化されているんです」 「成る程」 確かに前のままなら少しくらいは息切れしたかも。 そしてローブの人に案内されて進んでいく。
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