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そうして道を進んでいく。
周りの装飾が繊細で豪華なものになっていることを見るとここは考えなくても城の中だということがわかる。
きっとこれから国王様のところに行くのだろう。
俺は場所の空気に負けて緊張しはじめる。
そんな事を考えながら進むと一際大きな扉の前に着いた。
扉を守るように衛兵がいる。
……すげぇ。現実に鎧を着た騎士を目に出来るとは驚きだ。
そんな純粋で綺麗な目を珍しく俺が向けていると騎士さんは俺に笑顔をむけてくれた。
そんな事をしているとローブの人が扉を開けた。
俺はローブの人に付いていく。
すると広い空間、所謂謁見の間に俺は通される。
前を見ると、心を含めて三人の少年少女がいた。
俺のここでのポジションが脇役になることがわかった瞬間だった。
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