記録

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人は皆、自分のものさしでものを計っている。例えば、この人は自分にとって利益がある、ない。利益で人を選ぶので、人はエゴイストになり、自分にとって有益であると思い込む癖がある。そして、地球の流れに乗れず、負の道をいく。そんな人間を何人見てきただろうか。といいつつも、昔は私もそのような人間だった。私の人生はエゴで満たされていた。私の幸せは、お金であり、将来有望な人と結婚し、人に頼り、甘え、そんな、何の苦労もない人生だった。人はこれを幸せというが、これがもし、現実になったとしたら、これほどの不幸はないだろう。と、今なら言える。だって、縛られている人生など、人生じゃない。人の一生は目に見えぬものが全てを支え、幸せにする。それが、この地球で味わうことのできる、唯一の天国である。それが、幸せである。幸せは寄ってくるし、自分から、取りに行くものである。それが、人生。苦も多き、人生ではあるが、それが、幸せに繋がる、唯一の光だ。そう、光だ。
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