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3,4年前の話になる。あの日私はある女の子に誕生日メールを打っていた。内容は「大好きだよ」と。シンプルに。
私たちはいつも絵文字も付けず、シンプルに、言葉を送りあっていた。
人は何か贈り物をするとき何故か飾りを豪華にしたがるが、私たちにはこのやりとりだけで文字以上の物をお互いに受けとることが出来ていた。言霊というものだ。少しの文字だけで多くのものをお互いに受け取りあっていた。私たちは繋がってる。魂が繋がってる。「大好きだよ」そう送った後、相手から涙を流した顔文字が送られてきた。その時だった
―――――さくら
声がした
―――――ありがとう
何が起こっているなかわからない。ただ、叶夜と同じ空気を感じる。なぜだか、心が軽くなりフワフワとする。すっと心の中が魂が浄化するような。この現象は私に天使が降りたのだと思った。――――天使だ…。私は天使の中でも天使以上の心を持った天使です。
私は全ての魂の源です。人は皆、私のことを太陽だとか光だとか風だとか言いますが、私は天使です。信じてください。あなたは自分がおかしいのだと思うかもしれませんが、私はあなたの大好きな叶夜の恋人です。
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