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探偵、湯村真はひまをもてあましていた。あまりにもひますぎた。
仕事がこなければ仕事仲間もいない。最後の仕事は2ヶ月前に猫探しだ。
「ひまだ、ひますぎる。」と真は思わずつぶやいてしまう。
「お~い、起きろ~。」
「ん?あかりか…。」いつのまにか寝ていた。
「もう昼だよ?いつまで寝てんのよ。」
「いいじゃん。仕事が来ないんだから…。」
「仕事なら来てるわよ。」とあかりが真に手紙を見せる。
「おぉ!久しぶりに来たか!」とガバッと起き上がって手紙をあかりから奪い取り、仕事の内容を読む。
だが、読み始めた途端に真は寝る態勢に入る。
「え!?何故寝る態勢に入ってるの!?」
「?どこがおかしいんだ?」
「寝る態勢に入ってるところよ!!」
「だって…、やる気おきねぇし。」
「久しぶりの仕事よ!?何すっぽかしてるのよ!!」
あかりが手紙を読むと…
「あ…、そりゃやる気なくすよね…
ゴミ拾いだしね…。」
「わかってくれてうれしい」
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