第一章 試験は厳しい

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「久しぶりの仕事だから、しっかりやりなさいよ。」 「はい…。」真はやる気が全然ない。いくら久しぶりの仕事だからといってもゴミ拾いはやる気がおきない。 「それにしてもおおいな。」 「そうね。普通ではありえないぐらいおおいわね。」 「誰かが意図的にゴミを捨てたりしてな…。」 「そう?まぁ拾いましょ。」 そして1時間後… 「ふぅ。やっとおわった。」 「やっとおわったね。佐々木さんに報告しに行きましょ。」 「そうだな。行こう。」重いゴミ袋を持って管理事務局へと向かった。 「ありがとうございます。おかげで公園がきれいになりました。」 「いえいえ、こっちも仕事なのでしっかりしないと。」 「こちらが報酬です。」 「ありがとうございます。」 「おお…。」久しぶりの報酬で真は言葉がでない。 「今回はありがとうございます。」 「いえいえ。またお困りならば湯村探偵事務所までお願いします。」 「はい。」 「湯村くん、いつまでお金を見ているの?」 「え?いつまでもだよ?」 「すごいね…。」あかりは苦笑する。 しばらくして真はお金をながめるのをやめ、自分の事務所である「湯村探偵事務所」へと戻る。
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