第一章 出逢い

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「ねえ、番号交換しない?」  彼女がそう言ってきたので、ビックリした。だって、見ず知らずの私に、そんなことまで言うなんて、ゾッと寒気もしてくる。 「大丈夫。私、こう見えて、タフだから」  って彼女、笑って言ってたけど、タフって意味、わかってるのかなあ。ま、いいや。  私はプロフィールに書かれている番号を赤外線にして、彼女に送った。彼女は、それをみて、ニコッと笑い、 「真理奈ちゃんって名前なんだ。かわいいね」  っていった。かわいいって言われて、照れてしまい、思わず顔を赤らめてしまったけど、彼女、気にしないで、何かやってた。
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