過去と未来と現実と

初ＩＫＵＳＡ

宴の夜が終わり、いよいよ本格的にギルド活動が始まろうとしている。

ギルドの集会所に徐々に人が集まってくる。

そして、ギルド員が揃う。

「オーケー。皆、いるな。さて、細かな依頼からこなしていくか」

団長が前に立って本日の仕事の説明をする。

それぞれのギルド員に各仕事を割り振っていく。
いよいよペシの番だ。

「ペシ。お前はーーー」

「待ってください」

ペシは団長を遮るように話を止める。

「む？どうした？」

眉をひそめ、団長が不思議そうにペシに問う。

「ギルドrankをあげるために、俺は、上のギルドと戦います」

新入りにしては生意気だった。