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幼なじみとは基本的にずーっと側にいる存在だと今まで思っていた。
だがそれは違った、二十歳の秋が次第に終わり肌寒い冬に入ろうとしていた。
俺こと芝倉 遊(シバクラ ユウ)二十歳、彼女居ない=年齢な俺は秋が次第に終わる微風に当たっていた。
冬が近付いているのか微風は冷たい冷気が頬に当たりながら考え事をしていた。
ボロアパートの二階のベランダでのほほんとしながら悠々と呆けっている青年がいた。
「夕方か~もう直ぐ冬か~クリスマスの時期だな、クリスマスは何しようかな~独りカラオケでも行くかなそれとも独りで展望台でふけってるかな」
と一人で独り言のように呟いているとアパートの近くの道路を通る学生の声が聞こえ何となく遊は耳を傾けた。
「てかあれじゃね?最近雑誌で注目浴びてる子いるじゃんか~名前何だっけ?!」
とチャラい男子がそうに言うと今度は女子が喋り始めた。
「ああ~最近人気出てきたあの子ね~確か、沙希ちゃんでしょ?あの子アイドルやりながら声優とかもやってるらしいよ~しかもマジ可愛いいしさ超裏山だし~」
とカップルらしい学生達はそう話していると遊はふと思った。
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