幼なじみ

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沙希……!聞いたことのある名前だな… と思いながらふと空を見上げた瞬間ドクンドクンと心臓の鼓動が突然激しくなり頭がボッーとしてベランダの近くの椅子に腰を掛けた。 また…だ……あれ以来俺の中で何かが騒ぎ出す、幼なじみが居なくなったあの時から俺は幼なじみの思いを壊れない堅い鎖で封じた… だけどそれを守るように俺は無意識に心の中に人格を創り上げ今までを無かった事にしようとしていた… そして頭に声が響く。 カケル《遊大丈夫か?またあの頃の記憶がまだあるのか?》 (ああ…大丈夫今はもうあの頃の事は忘れたから) 最初に頭に声を掛けて来た人格の一人で名前は"カケル"最初の人格で良い奴だいつも病んでるとき最初に声を掛けてくれる、そして人格はいつのまにか十人が俺の中で無意識に創られたらしい。 今はあの頃以来みんなが一人一人感情を持ち性格や喋り方まで様々だがみな俺を支えてくれた。
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