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最近は便利な世の中になったものだ。ネットを使えば買い物やゲームや動画閲覧や小説投稿や検索やら…何でも出来ると言えば過言かもしれないが、それほど便利な世の中なのだ。
クリック一つで欲しい服を買ったり、動画を再生したり、呟いたり…
そして殺しの依頼をしたり。
今やそんな時代だ。「殺し屋社会」などと呼ばれてしまっている日本の社会情勢は決して良いものとは言えない。だが殺し屋に対する依頼数は日本人口全体で考えても一万人に一人の多さだ。無論、人口は減った。それに二乗に比例するような形で犯罪件数も激減した。皆が殺し屋を恐れているのだ。日本政府はこの現状をみて、犯罪件数減少を評価すべきと公言した。近年の異常な人口爆発が問題として挙げられていたので人口減少までもが「良い傾向」とされ、日本人の意識はそう確立され始めていた。
異常だ。
これこそ危険視すべき大問題だ。
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