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「で、プロポーズしたのは、君の退院祝いの時に皆の前で!あれは、流石に緊張したなぁ、でも断れれないって確信が自然に有ったんだよ」
「って、もう教会着いちゃったよ。ティアナ、立てるか?」
ティアナの呻く姿を確認した後、ティアナを丁寧に抱っこをして教会の地下へとゆっくりだが早く足を運ぶ。
「ティアナ、俺達の出会いは何であれ運命なんだよ。だから、俺はティアナの事一生忘れない自信があるんだ。ティアナも向こうに行っても俺の事忘れない自信がある、それだけ俺達は深く結びついてるんだ」
頑張れなど言えるハズない。
死にいく人に、言う言葉ではない。それくらい、継承者の産後は確実に死だと断言出来る。
継承者は、新たなる継承者に力を与える為に魔力を一気に全て放出する。そのため、産後生きられるのは何分間かだけだ。十分もない。
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