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そう言い残し、ティアナの一生は過酷であり、幸福でもあったのだろう。
今、ティアナの生は儚く散った。
「その子供の姿、形を私が変えよう。力を真実が明かされる時まで封印する」
琴音の案に、2人共承諾した。
(きっとこの子らは、強く生きる、ティアナ)
「ルイ、お前さんはこれからどうするんだ?」
「俺は、ティアナとの子が真実を知る時まで、あの家でこの子達の帰りを待つさ」
「琴音様は、どうなさるつもりで?」
「そうだな、ティアナの子を傍で見守る事にしよう」
それぞれが、産まれたばかりの赤ん坊の事を思い、今後を決め、別々の道を歩む。
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