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「ということで、僕が君達姉妹のお父さんだよ」
お茶を用意し終え、ルイは椅子に座りながら言う。
2人は、きょとんとした目でルイを見た。
「お前は、信憑性のない事を言うな。つも口をすっぱくして言ってきたというのに」
琴音は、昔馴染みにでも言うように相変わらずな口調と態度で注意を促した。ルイは、やれやれというように、頭を横に振り「ここで信憑性を出しても、はいそれと信じてくれないだろう?だから2人共、僕の事は友達からでいいからね」と言いお茶をすする。
さっき2人が感じた違和感は、ルイが自分達の親であるが故に感じたのだろう。
今でもその違和感は消える事はない。
しかし、違和感はあるものの、安心感の方が違和感より勝っているのも事実である。
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