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その様子は小動物を連想させるような、怯えっぷりだ。
車の中で、人の恋路に目を輝かせていた時の面影すらない。
「大丈夫です。リンちゃんは人より人見知りが激しい子で、その事で学校を休んだりしてたから」と言いながらシフォンは、リーンカーネイションの頭を撫でてみせた。
「私の時はこんな事なかったぞ?」と琴音。
「あらかじめ、琴音さんの噂は聞いていたし、琴音さんとリンちゃんが会った時には、リンちゃんちょっと怒ってたしね」
「だから、ヴァンツァーダウンを私に当てようとしたのか」
ふむふむと頷く琴音。
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