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「何だパパもここに居たんだ」
振り返ると、リンがパジャマ姿で目を擦っている。
「リンちゃん、起こしちゃったな?」
さっきの様子と一変して、ヘラヘラと笑うルイ。
「違う、トイレに起きたらパパが見えたから」と寝言のように言う。
「そうだ!リンちゃんは学校行きたいかな?」
「お姉様と一緒なら」
「決まり!」
パンと手を鳴らすルイ。
「明後日から2人は、学校だから早く寝ようか」
お決まりのにっこり笑顔で、リンを自室へと連れて行く。
ルイがノックをした後、出て来たのはシフォンだ。
「ごめん、リンちゃん寝かせてくれないかな?」
「いいですよ」
こちらもにっこり笑顔だ。
「さ、リンちゃん私と一緒に寝ましょう」
ルイの元からシフォンの元へ移ったリン。
「明後日から2人共学校だからね」
そう言うと手をひらひらさせて、ルイも自室へ帰った。
それを見届けてから、リンをベッドに寝かせ、リンの首筋を撫でてから、噛み付いてリンの血を吸う。
「.....ん、う」
リンは未だ夢の中だが、痛みは感じるのだろう。
「リンちゃん、好きよ」と笑みを浮かばせながら、リンの横で眠りに入るシフォン。
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