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深夜1時半、リンが寝ている部屋へこっそり忍び込むシフォンの姿があった。
ベットの上で寝ているリンの髪の毛
を触り、その手は頬から唇へと這う。
「私だけのリンちゃん」と怪しい笑みを浮かべ、寝ているリンにキスをした。
この行為は今日だけではなく、シフォンが物心ついた時から、繰り返されている。
シフォンの歪んだ愛情を知る者は、誰も居ない。
リンでさえ、シフォンの仮面の下は見抜けないのだ。
この歪んだ愛は、一体何処へ向かっているのだろう。
その術を知る者もまた、誰もいない.....。
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