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放課後、またもや旬が教室へとやって来ていた。
「リン、どうして昼休みにいつもの場所へ来なかった?」
鬱陶しいと言わんばかりの顔と態度で応えた。
「あんたに会うハメになるから」
そそくさと歩き出すリンに詰め寄る旬。
リンに向けられた女子の視線を痛く感じながらも、リンは気にしてない風だ。
「たまにで良いから来いよ」
「嫌」
即答だった。
首を傾げる旬。
「リンは俺の事嫌い?」
その問いに、目つきを鋭くして答える。
「大嫌い」
「そうか」と言い残して、旬は姿を消した。
次に「リンちゃん」と声をかけて来たのは、隼人だ。
「大丈夫?この前かは大分、桜木君に振り回されてるように見えるんだけど.....」
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