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「大丈夫って言いたいんだけど、ここまでしつこいとは思わなかった」
と溜め息混じりに言う。
「今日気分転換に何処か行かない?丁度シフォンちゃんやすみだしさ。ショッピングモールとかどうかな?」
隼人はこうしていつもリンに気を使う。
「どちらかと言えば行きたい、かな」
頷く隼人。
「夜遅くになってもシフォンちゃんが心配するだろうから、今から行こうか」
さわやかオーラを常に出している隼人は、女子からの支持も厚く。男子とも、いや、誰とでも仲良くなれる。
そんな事を思わせる好青年だ。
強引さもなく、さり気ななく気を使う所が女子からも、男子からも支持を得る理由の大半だったりする。
人見知りの激しいリンが直ぐに仲良くなれたのも、ここにある。
「そうだ。琴音ちゃんもどう?」
隼人は、琴音の方を見やる。
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