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腕を掴まれ、リンの腰に旬が腕を回している形になった。
「何?」
「俺の事そんなに嫌い?」
大嫌いと宣言されたにも関わらず、問う。
「離して」
「何で俺の事そんなに嫌うんだよ」
「いいから離して」
「応えたら離してやる」
無言になり、見つめ合う形でいた顔を背けるリン。
琴音の存在もそっちのけだ。
リンは今人見知りと、威勢を最大限に出している。
旬は、リンの人見知りが激しい事をまだ知らず、リンからしてみれば恐怖に近い状態なのだ。
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