3

9/25

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/69ページ
腕を掴まれ、リンの腰に旬が腕を回している形になった。 「何?」 「俺の事そんなに嫌い?」 大嫌いと宣言されたにも関わらず、問う。 「離して」 「何で俺の事そんなに嫌うんだよ」 「いいから離して」 「応えたら離してやる」 無言になり、見つめ合う形でいた顔を背けるリン。 琴音の存在もそっちのけだ。 リンは今人見知りと、威勢を最大限に出している。 旬は、リンの人見知りが激しい事をまだ知らず、リンからしてみれば恐怖に近い状態なのだ。
/69ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加