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帰宅時間になっても、旬と隼人の言葉が頭の中をグルグル回っていた。 「どうしたの?今日何か変だけど」 声をかけたのは、シフォンだった。 「お姉様!」と助け舟でも来たように、シフォンにすがりつき、昨日と今日の事を全て話した。 話し終えた頃には、家に着いていて2人共部屋着に着替えて、リンはシフォンの部屋の中だ。 3回のノック音。 「どうぞ」 シフォンの部屋へ入って来たのは、ルイだった。 ルイは、シフォンとリンのマグカップを手にして、それをテーブルの上へ置く。 「2人は、本当に仲が良いね。僕は嬉しいよ」と言い残し部屋を後にした。 すると、シフォンがリンの隣に座り、こう言った。
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