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「リンちゃんには黙っておこうと思ってたんだけど......」
「何かありましたか?」
急に空気が重たくなり、シフォンは閉ざした口を開いて打ち明けた。
「隼人って、ああ見えて裏では女の子を誑かして弄んでるみたいなの」
悲しそうな目でリンを見る。
「そんな!?」
「本当の事なの。だから私、リンちゃんが心配で」
俯くシフォンと怒りをあらわにするリン。
「分かりました。お姉様、私はもう隼人には近づきませんし、関わりません」
そのリンの言葉に安心したのか、シフォンの顔はいつも通りになっていた。
「後、桜木君も隼人君と同じみたいだから気を付けてね」
とウィンクさせてみせる。
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