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シフォンとリンが魔物を倒したのは、ほぼ同時。 琴音は、いぶかしげな顔をしている。 「リン、お前は何故魔物の魔力を読まないで戦う? 魔力を読めば、防御魔法も必要ない事を知らないのか?」 「ごめん」 口を尖らせて、リンは心なしか謝るしかなかった。 「シフォンは、時間が掛かり過ぎだ。 もっと魔法を自分で作る事、いいな?」 「はい」   親に怒られたような心境の2人は、次なる魔物の所へ向かった。
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